リゾートバイト中に「うつ状態」の診断をされたけど頑張って働きました。

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こんにちは。

リゾートバイトでは本当に色んな人間がいて、理不尽なことばかり言う社員や性格の合わない同僚などたくさん遭遇します。

僕はリゾートバイトで、どうしても性格の合わない同僚に当たってしまい、「うつ状態」と診断されました

経緯

田中さん(仮名)との出会い

それは僕がホテルのバイキングレストランでのリゾートバイトをしていたとき。

田中さん(仮名)とは同じ日に入寮して、働く上でのルール、ホテル館内の説明などを一緒に受けました。

その時制服も渡されたのですが、田中さんと僕の制服の色が違ったので社員さんに聞くと、田中さんのもらった白い制服はウエイター用、僕がもらった黒い制服は料理を運ぶ人用のものでした。

僕がこのホテルで働くのが2回目で、前回もウエイターをしていたことを社員さんに伝えると、それなら交換した方がいいということになりました。

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ロッカールームで僕が黒い制服を渡すと、田中さんは無言で受け取りその制服をロッカーに「バーン!」と投げ入れました。

「もしかして、怒ってる?」

その日は、ホテル館内の説明や、寮の部屋の説明などを一緒に受けたのですが田中さんはひとことも話してくれませんでした。。。

田中さんと少し仲良くなるが、、、

働き始めて数日間、田中さんとは働く上で必要なことしか話しませんでした。

別に特別仲良くなりたい訳ではないのでいいですけど、ちょっと悲しかったです。

しかし3日目ぐらいにホテルの温泉に入っていると田中さんと会い、今までしたリゾートバイトの話、将来のことなど1時間ぐらい話すことが出来ました。

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その日は田中さんの車で寮まで乗せてもらえて、仲良くなれた気がしました。

(初日の制服の話を聞いたら、やっぱりちょっとイラッとしてたらしいです。)

しかしその翌日、1階の倉庫にある荷物を台車に積んで2階に移動させる仕事をしていると後から田中さんも来て2人ですることになりました。

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荷物は台車に積んでしまえば1人で運べるので、まず2人で台車に荷物を積み、僕が台車を2階に運び、その間に田中さんが別の台車に荷物を積むという役割分担をしました。

1台目の台車がいっぱいになったので2階まで持っていき、戻っていると田中さんは半分以上積んでくれていたので一緒に積んで、また僕が台車を持って行こうとすると

「おい!ふざけんなよお前!」

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と田中さんに怒鳴られました。

意味が分からなかったので、「どうしましたか?」と聞くと

「お前だけが持っていくの、おかしいやろ!」

とのこと。2階の運び先は僕だけが知っているので、田中さんに説明すると二度手間になってしまうので僕がいくことにしたのですが、それが納得いかなかったらしいです。

(納得いかなくても、いきなりそんな怒鳴らなくてもいいのにな。)

僕は怒鳴られ耐性がついていないのでめちゃめちゃ怖かったので、その後は田中さんの指示通り毎回2人で運ぶことになり、かなり時間がかかりました。

田中さんに心を閉ざしてしまう。

怒鳴られた後、田中さんは普通に話しかけてくれて、ご飯を一緒に食べたり、車で送ってくれたりしたんですけど、僕的には怒鳴られたことがトラウマで、いつスイッチが入るか分からない田中さんのことを避けていました

するとそれが田中さんにも伝わったらしく、勤務中にすれ違ったときにめちゃ睨んできたり、棚から荷物を取るときに後ろから無言でぶつかってきたり、他の派遣さんに僕の有る事無い事言いふらしたり、僕の言動の揚げ足を取って笑ったり、色々嫌がらせがありました。

しばらく嫌がらせが続いて、耐えられなくなったので派遣会社の担当の人に相談して、ホテルのマネージャーとも面談をして、怒鳴られたことやその後の嫌がらせのことを伝えました。

その結果、出来るだけ2人きりにならないように考えてくれることになりました。

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田中さんと直接対決

相談してからは2人きりになることもなく、平穏に働くことが出来ていました。

しかしある休日交流スペースで1人で作業していると、田中さんが現れて

「お前さ、言いたいことあるなら直接言えや!」

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マネージャーが注意したらしく、チクったと思った田中さんは怒っていました。

僕は「怒鳴られる耐性」も「苦手な人と上手くやる能力」も無くて、田中さんと関わるのはとても嫌だったし、まともに話し合いが出来る気がしなかったので

「怒鳴られるの怖いので嫌です。」

と言ってその場を去りました。

その日から嫌がらせがさらに加速して特に「周りの人に有る事無い事言いふらすこと」がひどくなって、田中さんだけではなく他の派遣も僕に当たりが強くなりました。

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違う部署の人は仲良くしてくれるので、休日や休憩室では楽しかったんですけどメインの職場ではいつも辛くてずっと職場を移りたいと言っていました。

(マネージャーに相談したら、部署を変えるのは無理だから辞めるしか無いと言われた。)

いつも田中さんや他の派遣に陰口を言われているような気がして、出来る限り近くを通らないようにしたり、寮でも共用のトイレですれ違わないように夜中になるまで外に出ないようにしていました。

基本的に6時起きなのに、不安で4時ぐらいまで寝れない日が続いて、友達に相談すると、一旦病院に行った方がいいと言われたので、体調不良と言って休ませてもらって心療内科に行きました。

病院での検査

心療内科に行き、窓口で「どうしましたか?」と聞かれて「同僚から嫌がらせを受けていて、働きたい気持ちはあるんですけど、職場に行けないんです。」と答えた時に、自分の惨めさに思わず泣いてしまいました。

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心療内科はお医者さんの前にケースワーカーという相談相手の方と面談をして、今までの人生についてなど、自分の過去のことを話して、徐々に現在抱えている問題を聞いてくれます。

ケースワーカーさんめちゃめちゃ聞き上手なので、さらにそこでも泣きました。

僕の意見を端的にまとめると「働きたいし働かないといけない。でも職場の人全員から悪口を言われているように感じて、怖くて働きに行けない。」ということでした。

普通に考えたら、バイトなので辞めたらいいだけの話なんですけど、当時とてもお金に困っていて、時給1,200円で1日10時間以上働ける場所なんて他には無いし、今さら職場を変えるのも大変なので、どうにか頑張っていきたいと思っていました。

ケースワーカーさんが話をメモにまとめていて、お医者さんの診断に移りました。

50歳ぐらいの優しそうなおじいさんで、ケースワーカーさんのまとめたメモを見ながら話を聞いてくれて、本日3回目の涙。

最終的に「どうしたい?」と聞いてくれて、ツラい時に飲む「デパス」という薬と「うつ状態」の診断書を書いてくれました。

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帰り道は労災のことや、失業保険についてなど色々調べたのですが、そもそも3ヶ月のリゾートバイトに労災や失業保険が効くのか。

またそうなったとしてももらえるはずの給料の8割(?)だけだったので、薬を飲みながら働いて本当にどうしようもなくなったら診断書を出すことにしました。

ラッキー

その後数日は耐えながら働いたのですが、ある日を境に田中さんが体調不良で休みがちになりました。

そして働いていたホテルでは、嘔吐をした人はノロウイルスの検査のために検便をして、その結果を待つまで約1週間は出勤停止になります。

田中さんは10日ほど体調不良で休んだ上に、嘔吐のため約1週間の出勤停止になりました。

他の派遣の人は田中さんがいないと普通に話してくれて、しばらくは薬を飲むこと無く、楽しく働くことができました。

最後のやらかし

田中さんは元々2ヶ月だけ働く予定で、検便の結果を1週間待つなら出勤しないまま最終日を終えるスケジュールでした。

なので僕はもう田中さんとは働かないつもりで過ごしていたのですが、田中さんが帰る予定の2日前、僕がいつも通り出勤するとそこには田中さんがいました。

一気に怖くなって、体調不良で休んでやろうかと考えたのですが、マネージャーさんが気を利かして、田中さんを1階、僕を2階の担当にして関わることが無いようにしてくれました。

しかし、2階が忙しくなってきて大勢いる1階から1人ヘルプをお願いしたところ、まさかの田中さんが登場。

まず社員さんに「こいつが仕事出来ないから呼ばれたんスカ。クソッ」と文句を言って、「お前これしろ!」と僕のやりやすいようにやっている仕事にケチを付けてきました。

しばらくはなんとか耐えていたのですが、食器を片付けるときに鉢合わせてしまって、どうでもいい食器の並べ方について大声で注意されて、とても怖かったので「本当に怖いんで大声で話しかけないでください。」とお願いしました。

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しかし田中さんはそれが面白いらしく、もっと怒鳴って僕に近づきながら「食器の並びを直せ!」と言ってきます。(本来はどうでもいいもの。)

僕は耐えられなくなったので

「ごめんなさい。もう帰ります!」

と言い、その場から走り去りタイムカードを切って寮に帰りました。

(後ろで田中さんが「あいつ頭おかしいやろ」と笑っていたのが聞こえていました。)

その後

すぐにマネージャーさんから電話が掛かってきて、2階での事情などを説明して、診断書と薬についても話しました。

マネージャーさんは、そんなに僕が悩んでいるとは知らなかったので驚いていましたが田中さんが帰るまでの2日間は休まさせてもらうことになり、それからは予定の期間から2週間伸ばすほど楽しく働くことが出来ました。

終わりに

僕の話はかなりぶっ飛んでいますが、リゾートバイトには本当にいろんな考えの人がいて、合わない人にもたくさん出会います。

時には逃げることも大切だと思うので、上手く人付き合いをして楽しいリゾートバイト生活を送ってくださいっ